外壁塗装ブログ

住宅の通気緩衝工法の重要性と注意点についてお伝えします

2025.5.30

防水:住宅の通気緩衝工法の重要性と注意点について

通気緩衝工法は、広い場所の防水工事でよく施工されます アートペインズ

 

私たちの生活や事業活動の基盤となる建物は、日々の風雨や紫外線といった自然環境に常に晒されています。

これらの外的要因から建物を守り、その寿命を長く保つために不可欠なのが防水工事です。

中でも、近年注目を集めているのが「通気緩衝工法」です。

そこで、今回は通気緩衝工法が重要性やメリットとデメリット、注意点について説明していきます。

 

 

こちらのブログも参考にしてみてください

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

防水:通気緩衝工法についてお伝えします

 

 

 

なぜ通気緩衝工法が重要なのか?

従来の防水工法と比較して、通気緩衝工法が重要視される背景には、建物の構造や環境の変化、そしてより高い防水性能への要求があります。

次にその主な理由を挙げます。

 

1. 下地の水分問題の解決

建物の屋上やベランダの床下地には、コンクリートやモルタルが用いられることが一般的です。

これらの下地は、雨水や結露などによって水分を含みやすく、その水分が防水層との間に閉じ込められると、様々な問題を引き起こします。

防水層の膨れと破断

閉じ込められた水分が水蒸気となり、防水層を内側から押し上げることで膨れが発生します。

この膨れは、歩行や温度変化によって破断につながり、漏水の原因となります。

下地の劣化

長期間水分を含んだ状態が続くと、下地のコンクリートやモルタルが劣化し、強度低下やひび割れを引き起こします。

これは、防水層の密着不良を招き、防水性能の低下につながります。

通気緩衝工法は、防水層と下地の間に「通気層」と「緩衝シート」を設けることで、これらの問題を解決します。

通気層が下地からの湿気を外部に排出し、緩衝シートが下地の動きやひび割れを吸収することで、防水層への負担を軽減するのです。

 

2. 温度変化による影響の軽減

屋上やベランダは、日射による高温や夜間の低温など、激しい温度変化に晒されます。

防水層は、これらの温度変化によって伸縮を繰り返し、その際に大きな応力がかかります。

防水層のひび割れと剥離

温度変化による伸縮に防水層が耐えきれなくなると、ひび割れが発生したり、下地から剥離したりする可能性があります。

通気緩衝工法に用いられる緩衝シートは、この温度変化による下地の動きを吸収し、防水層への直接的な応力を緩和する役割を果たします。

これにより、防水層の耐久性が向上し、長期間にわたって安定した防水性能を維持することが可能になります。

 

3. 建物の長寿命化への貢献

建物の防水性能は、建物の寿命に直接影響を与える重要な要素です。

漏水が発生すると、建物の構造躯体の腐食、内部の仕上げ材の損傷、電気設備の故障など、様々な二次的な被害を引き起こし、建物の価値を大きく損なう可能性があります。

通気緩衝工法による高品質な防水工事は、これらの漏水リスクを大幅に低減し、建物の構造体を長期間にわたって健全な状態に保ちます。

結果として、建物の寿命を延ばし、長期的なメンテナンスコストの削減にもつながります。

4. 改修工事におけるメリット

既存の建物における防水改修工事においても、通気緩衝工法は大きなメリットを発揮します。

既存下地の含水率が高い場合

既存の下地に水分が残っている場合でも、通気層を設けることでその水分を効果的に排出できます。

これにより、下地を完全に乾燥させるための時間やコストを削減できます。

既存防水層の撤去が困難な場合

既存の防水層が下地に強固に密着しており、撤去に多大な労力やコストがかかる場合でも、通気緩衝工法であれば、既存防水層を活かしたまま改修工事をおこなうことができる場合があります。

 

 

通気緩衝工法の種類と特徴

通気緩衝工法には、使用する防水材や通気層・緩衝材の構成によっていくつかの種類があります。

代表的なものとしては、次のものがあります。

 

シート防水通気緩衝工法

塩化ビニル樹脂系や加硫ゴム系の防水シートを下地に固定し、その下に通気層と緩衝シートを設ける工法です。

耐久性や耐候性に優れ、比較的広い面積の防水に適しています。

塗膜防水通気緩衝工法

ウレタン樹脂やアクリル樹脂などの塗料を複数回塗布して防水層を形成する工法です。

複雑な形状の場所にも施工しやすく、シームレスな仕上がりが特徴です。

アスファルト防水通気緩衝工法

アスファルトルーフィングを下地に積層し、その下に通気層と緩衝シートを設ける工法です。

高い防水性と耐久性を誇り、古くから実績のある工法です。

 

それぞれの工法には、材料費、施工性、耐久性、メンテナンス性などの点で特徴があります。

建物の用途、形状、予算、期待される性能などを考慮して、最適な工法を選択することが重要です。

 

 

通気緩衝工法の注意点

通気緩衝工法は多くのメリットを持つ一方で、工事を行う上での注意点も存在します。

これらの注意点を守らずに施工をおこなうと、期待される防水性能を発揮できないばかりか、早期の不具合につながる可能性もあります。

 

1. 下地処理の徹底

通気緩衝工法においても、下地処理は非常に重要な工程です。

下地にひび割れや浮き、汚れなどがあると、防水層や緩衝シートの密着不良の原因となります。

 

2. 通気層の確保と適切な設計

通気緩衝工法の要となる通気層は、その厚さや構造が適切に設計されていなければ、十分な換気効果を発揮できません。

通気層の厚さ

建物の規模や地域、下地の状態などを考慮して、適切な厚さを確保する必要があります。

通気ルートの確保

外気に通じる通気口を適切に設け、空気の流れを確保することが重要です。

通気口が塞がれていたり、数が不足していたりすると、湿気がこもりやすくなります。

緩衝シートの選定

下地の動きやひび割れを適切に吸収できる、適切な材質と厚さの緩衝シートを選定する必要があります。

 

3. 防水材の選定と適切な施工

防水材の種類によって、耐候性、耐久性、伸縮性などの性能が異なります。

建物の用途や環境条件に合わせて、適切な防水材を選定することが重要です。

メーカーの仕様遵守

防水材の性能を十分に発揮させるためには、メーカーが定める仕様や施工方法を 遵守する必要があります。

均一な塗布厚

塗膜防水の場合、均一な厚さで塗布することが重要です。

塗布厚が不足していると、防水性能が低下する可能性があります。

養生期間の確保

施工後、防水材が十分に硬化するまでの養生期間を適切に確保する必要があります。

養生期間中に雨水などがかかると、防水層の品質が低下する可能性があります。

 

4. 防水層端末部の処理

防水層の端末部(立ち上がり部や取り合い部)は、雨水が浸入しやすい箇所です。

これらの箇所は、適切な防水処理を施す必要があります。

シーリング材の充填

防水層の端部や、配管などの貫通部との取り合いには、耐候性や耐久性に優れたシーリング材を適切に充填します。

 

5. 定期的なメンテナンスの重要性

通気緩衝工法による防水工事が完了した後も、その性能を長期間維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。

定期点検

防水層の表面にひび割れや膨れ、剥がれなどがないか、シーリング材の劣化やひび割れがないかなどを定期的に点検します。

清掃

通気口がゴミや落ち葉などで塞がれていないか定期的に清掃します。

早期の補修

早期に不具合を発見し、適切な補修をおこなう事で、被害の拡大を防ぎ、防水層の寿命を延ばすことができます。

 

 

まとめ

通気緩衝工法は、下地の水分問題や温度変化による影響を軽減し、建物の防水性能を向上させるための有効な工法です。

適切な設計と丁寧な施工、そして定期的なメンテナンスをおこなう事で、建物を長期間にわたって雨水から守り、その資産価値を維持することができます。

この記事で解説した重要性、種類、そして注意点をしっかりと理解し、信頼できる専門会社に相談の上、建物の状況に最適な通気緩衝工法による防水工事を検討することをおすすめします。

 

 

♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦

 

アートペインズは、名古屋市を中心に

外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理を専門におこなっている塗装専門会社です。

 

塗装専門店なので

塗料の種類や品質、施工方法や期間、保証内容やアフターサービスなど

について、豊富な知識と技術を持っています!

一級塗装技能士や国家資格者も多数在籍!

 

取り扱い塗料は、アステックペイント・プレマテックスや様々な国産塗料を取り

扱っております。

お客様の予算やニーズに合わせて最適な塗料をご提案しています。

 

現地調査や見積は無料でおこなっており、調査内容や見積は細かく明記させて

いただいております。

 

保証期間中は定期点検をおこなっています(最長15年)

もちろん、トラブル発生時は迅速に対応しております!

 

外壁塗装だけではなく、屋根や倉庫などの小工事や

リフォーム工事・防水工事・外構などのエクステリア工事も承っております。

 

アートペインズは、「地域の笑顔が集まる会社」をモットーに、お客様の満足と信頼を

得ることを目指しています。

 

外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理でお悩みの方は、ぜひアートペインズに

ご相談ください!

お問い合わせはこちら 電話番号 0120-09-3535

 

 

♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢

 

名古屋中川本社の場所は、

名古屋市中川区吉津4丁目2705番地 

国道302号線沿い

 

♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢

 

津島ショールームの場所は、

津島市越津町字梅之木107番地

駐車場は店舗東側の北から6台正面2台8台完備🅿️

(店舗東側の南から2台は塾様の駐車場になりますのでお止めにならない様にお願いいたします。)

 

ご予約の方優先とさせていただきます。

 

Webからのご予約はコチラ💻

 

お電話からのご予約は通話料無料のフリーダイヤル☎

0120-09-3535

 

アートペインズでは感染症予防対策をしっかりと実施しておりますので安心してお越し下さいませ♪

 

皆様のご予約心よりお待ちしております♪

 

アートペインズ株式会社 スタッフ一同

♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢

 


愛知県名古屋の外壁塗装・屋根塗装・防水リフォーム専門店
アートペインズ株式会社(Art paint'z)
https://www.artpaint-z.biz/
住所:愛知県名古屋市中川区吉津4丁目2705番地

お問い合わせ窓口:0120-09-3535
(10:00〜17:00 火、祝日定休)

対応エリア:愛知県名古屋市、他

★ 地元のお客様の施工実績多数掲載!

施工実績  https://www.artpaint-z.biz/case/
お客様の声 https://www.artpaint-z.biz/voice/

★ 塗装工事っていくらくらいなの?見積りだけでもいいのかな?

➡一級塗装技能士の屋根、外壁の無料点検をご利用ください!
無理な営業等は一切行っておりません!

外壁屋根無料診断 https://www.artpaint-z.biz/inspection/

★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの?  どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?

➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://www.artpaint-z.biz/contact/


施工事例

施工事例一覧
ご依頼ありがとうございます

お客様の声

もっと見る