塗装現場レポート

外壁資材のケイカル板とはどんな資材?

2023.12.15

地域の皆様、こんにちは!

名古屋市地域密着の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店の『アートペインズ』です!

 

 

今回は、外壁塗装でよく使用されるケイカル板についてお伝えします。

専門的なところがあるかもしれませんが

外壁塗装の豆知識として少しでもお役に立てればと思います。

 

ケイカル板とは?

ケイカル板とは、ケイ素とカルシウムを主成分とするセメント系の建材です。

耐火性や耐久性に優れており、防音や断熱効果も高いです。

また、湿気に強くカビや腐食にも耐えられるため、屋外や水回りなどの場所にも適しています。

 

 

ケイカル板の用途

ケイカル板は、外壁や屋根、内壁、天井、軒天、破風板、帯板、窓枠の化粧板、バルコニーの床下地、

化粧モールなどの部分に使用されます。

特に、木造住宅や軽量鉄骨住宅などの耐火性を高めたい場合には、ケイカル板がおすすめです。

ケイカル板は、木材や金属などの他の建材とも組み合わせやすく、デザイン性も高いです。

 

 

ケイカル板の施工方法

外壁塗装でケイカル板を使った施工手順は以下の通りです。

 

  1. ケイカル板の下地処理を行います。

ケイカル板は水分や汚れに弱いので、防水シートや防湿シートを貼って保護します。

また、ケイカル板の隙間にはシーリング材を充填して、水の浸入を防ぎます。

 

  1. ケイカル板の表面処理を行います。

ケイカル板は表面が滑らかで塗料の密着性が低いので、サンディングペーパーなどで軽く研磨して、

塗料の吸着力を高めます。

また、塗料がムラにならないように、均一に塗りやすくするために、下塗り用のプライマーを塗ります。

 

  1. ケイカル板の仕上げ塗装を行います。

ケイカル板は耐久性や耐候性が高い塗料を選ぶことが重要です。

一般的には、シリコン系やフッ素系の塗料がおすすめです。

塗料はローラーやスプレーなどで2回以上塗り重ねて、厚みと密着性を確保します。

 

  1. ケイカル板の仕上げ検査を行います。

塗装が完了したら、ケイカル板の表面にムラやハゲなどがないか、隙間やひび割れなどがないか、

防水性や耐久性が十分かなどをチェックします。

問題があれば、補修や再塗装を行います。

 

以上が、外壁塗装でケイカル板を使った施工手順です。

ケイカル板は軽量で断熱性や耐火性に優れた素材ですが、

適切な施工手順を踏まないと、劣化やトラブルの原因になります。

専門的な知識と技術が必要なので、外壁塗装はプロに任せることをお勧めします。

 

 

ケイカル板のメンテナンス

ケイカル板のメンテナンスについては、特に難しいことはありません。

ケイカル板は汚れにくく、色あせや変形もしにくいため、定期的な水洗いや拭き掃除で十分です。

ただし、ケイカル板に傷やひび割れが生じた場合は、早めに補修することが重要です。

傷やひび割れが放置されると、水分や汚れが侵入して劣化を早める可能性があります。

補修方法は、傷やひび割れを埋めるパテやシーリング剤を使って処理することです。

補修後は、塗装や防水処理を行って仕上げます。

 

 

ケイカル板の塗装塗料

ケイカル板の塗装には、水性塗料やシリコン塗料などとの相性が良いです。

これらの塗料は、ケイカル板の表面にしっかりと密着し、色あせや汚れにも強いです。

また、防水性や防カビ性も高く、ケイカル板の特徴を損なわないで保護します。

 

 

ケイカル板の耐用年数

ケイカル板の耐用年数は、一般的には20年から30年程度と言われています。

しかし、塗装の状態や使用環境によっても変わります。

定期的に塗装のチェックやメンテナンスを行うことで、ケイカル板の寿命を延ばすことができます。

 

 

外壁材のケイカル板の取り換え症状

 

外壁材のケイカル板の取り換え症状には以下のようなものがあります。

 

– ひび割れや剥離:

ケイカル板は水分を吸収しやすいため、凍結や膨張によってひび割れや剥離が発生することがあります。

ひび割れや剥離が進行すると、外壁の断熱性や防水性が低下し、建物の構造に影響を与える恐れがあります。

 

– 変色や汚れ:

ケイカル板は紫外線や雨風によって変色や汚れが発生することがあります。変色や汚れは外観上の問題だけでなく、

ケイカル板の表面に付着したカビやコケなどが内部に浸透する原因となることもあります。

 

– 腐食や腐朽:

ケイカル板は金属製の釘やネジで固定されている場合が多いですが、これらの金属部分が錆びたり、

ケイカル板自体が水分によって腐食したり、木製の下地材が腐朽したりすることがあります。

腐食や腐朽はケイカル板の強度や安定性を低下させるだけでなく、

建物の耐震性にも影響を与える可能性があります。

 

以上のような取り換え症状が見られた場合は、早急に専門業者に相談し、

ケイカル板の補修や交換を検討する必要があります。

ケイカル板の取り換えは、建物の寿命を延ばすだけでなく、快適で安全な住まいを保つためにも重要な工事です。

 

ケイカル板の塗装は、基本的には専門業者に依頼することが望ましいです。

ケイカル板は重量があり、塗装前には下地処理や補修などの工程が必要ですので

専門業者ならば、適切な方法で安全かつ丁寧に作業を行ってくれます。

 

 

ケイカル板の費用

ケイカル板の費用は、サイズや厚さ、品質などによって異なります。

一般的には、1平方メートルあたり3000円から5000円程度と言われています。

塗装費用は別途かかりますが、塗料の種類や面積などによって変わります。

見積もりを取ることで、詳細な費用を知ることができます。

 

 

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名古屋市 西区 玄関庇 ケイカル板張り替え

 

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