外壁・屋根の色あせについてお伝えします
2025.5.19
劣化症状:外壁・屋根の色あせについて
住宅の美観を大きく左右する外壁と屋根。
新築時の美しい色合いは、時間の経過とともに徐々に色あせていくものです。
この色あせは単に見た目の問題だけでなく、塗膜の劣化を示すサインであり、放置すれば建物の寿命を縮める原因にもなりかねません。
そこで、今回は住宅塗装工事における外壁・屋根の色あせについて説明していきます。
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~~~~~~~~~~*目次*~~~~~~~~~~
- 外壁・屋根の色あせとは?その具体的な現象
- なぜ色あせは起こるのか?
- 1.紫外線(UV)
- 2.熱
- 3.雨水・湿気
- 4.酸性雨・排気ガス・汚染物質
- 5.風雨・摩擦
- 6.下地処理の不備
- 7.塗料の品質
- 8.施工不良
- 色あせを防ぎ、美観を維持するための対策
- 高耐候性塗料の選択
- 淡い色の選択
- 定期的なメンテナンスと清掃
- 遮熱塗料の活用
- 適切な下地処理と丁寧な施工
- トップコートの塗布
- 周辺環境への配慮
- 色あせに関する注意点
- 1. 色あせは塗膜劣化のサイン
- 2. 部分的な補修は色ムラの原因に
- 3. モニターの色と実際の色は異なる
- 4. 色あせの進行度合いは環境によって異なる
- 5. 定期的な点検の重要性
- 6. 安価な塗料は早期の色あせのリスクが高い
- 7. 色あせ以外の劣化症状にも注意
- まとめ
外壁・屋根の色あせとは?その具体的な現象
住宅の外壁や屋根の色あせとは、塗装された塗膜の色が、新築時や塗り替え時と比較して、鮮やかさを失ったり、本来の色味から変化したりする現象を指します。
具体的には次のような変化が見られます。
褪色(たいしょく)
色が薄くなり、彩度が低下する。
例えば、鮮やかな赤色がくすんだ赤色になったり、白色が黄ばんだりする。
変色(へんしょく)
本来の色とは異なる色味に変化する。
例えば、青色が緑がかった色になったり、黒色が白っぽくなったりする。
白亜化(はくあか)
塗膜の表面がチョークの粉のように白くなる現象。触ると手に白い粉が付着する。
これは塗膜の樹脂成分が紫外線などによって分解され、顔料が表面に露出することで起こる。
光沢の低下
新築時や塗り替え時にあった塗膜のツヤがなくなり、マットな質感になる。
これらの色あせは、建物全体の印象を大きく損なうだけでなく、塗膜が本来持っている防水性や保護機能を低下させている可能性を示唆しています。
なぜ色あせは起こるのか?
外壁・屋根の色あせは、様々な要因が複合的に作用して起こります。
主な原因としては次のものが挙げられます。
1.紫外線(UV)
太陽光に含まれる紫外線は、塗膜の色あせの最も大きな原因の一つです。
塗料に含まれる有機系の顔料や樹脂は、紫外線エネルギーによって分子レベルで分解され、結合が破壊されます。
これにより、顔料が変質したり、樹脂が劣化して顔料を保持できなくなったりすることで、褪色や変色、白亜化が進行します。
2.熱
太陽光による熱や、夏季の高温なども塗膜の劣化を促進します。
高温は塗膜の樹脂を軟化させ、紫外線による分解を助長したり、塗膜内部の成分の化学反応を加速させたりします。
特に濃い色の塗料は熱を吸収しやすいため、色あせが進行しやすい傾向があります。
3.雨水・湿気
雨水や湿気も塗膜の劣化に影響を与えます。
雨水に含まれる酸性物質や大気中の汚染物質が塗膜表面に付着し、化学反応を起こして変色を招いたり、塗膜の表面を徐々に侵食したりします。
また、湿気は塗膜内部に浸透し、塗膜の剥がれや膨れの原因となることもあります。
4.酸性雨・排気ガス・汚染物質
近年問題となっている酸性雨や、自動車の排気ガス、工場からの煙などに含まれる汚染物質も、塗膜の色あせや劣化を加速させる要因となります。
これらの物質が塗膜表面に付着し、化学反応を起こすことで、塗膜の変色や溶解、脆弱化を引き起こします。
5.風雨・摩擦
強風や雨、砂塵などは、塗膜表面を物理的に摩耗させ、微細な傷をつけることがあります。
これらの傷は、紫外線や水分、汚染物質の侵入経路となり、色あせや劣化を進行させる要因となります。
6.下地処理の不備
塗装工事前の下地処理が不十分な場合、塗膜が密着せず、早期に剥がれたり、浮いたりすることがあります。
これにより、塗膜が本来の保護機能を十分に発揮できず、色あせが早く進行する可能性があります。
7.塗料の品質
使用する塗料の品質も、色あせの進行度合いに大きく影響します。
耐候性の低い塗料は、紫外線や熱などの影響を受けやすく、早期に色あせが発生する傾向があります。
高品質な塗料は、これらの外部要因に対する抵抗力が高く、美しい色合いを長く保つことができます。
8.施工不良
塗装工事の際の塗料の希釈率の間違い、乾燥時間の不足、塗布量の不足など、施工不良も色あせの原因となることがあります。
適切な施工がおこなわれていない場合、塗膜の性能が十分に発揮されず、早期に劣化や色あせが発生する可能性があります。
色あせを防ぎ、美観を維持するための対策
外壁・屋根の色あせは避けられない自然現象ではありますが、適切な対策を講じることで、その進行を遅らせ、美しい状態を長く保つことができます。
高耐候性塗料の選択
塗料には様々な種類があり、それぞれ耐候性(紫外線や雨水などに対する抵抗力)が異なります。
フッ素塗料やシリコン塗料、無機塗料など、耐候性の高い塗料を選択することで、色あせの進行を大幅に遅らせることができます。
これらの塗料は、紫外線吸収剤や光安定剤などの添加剤が含まれており、塗膜の劣化を防ぐ効果が期待できます。
淡い色の選択
濃い色の塗料は、太陽光の熱を吸収しやすく、塗膜の温度が上昇しやすいため、色あせが進行しやすい傾向があります。
一方、淡い色の塗料は、熱を反射しやすく、塗膜の温度上昇を抑える効果があるため、色あせしにくいと言えます。
ただし、淡い色は汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
定期的なメンテナンスと清掃
外壁や屋根に付着した汚れやカビ、藻などは、塗膜の劣化を促進する原因となります。
定期的に水洗いなどの清掃をおこなう事で、これらの汚れを除去し、塗膜の寿命を延ばすことができます。
また、定期的な点検をおこない、早期に塗膜の異常を発見し、適切な補修をおこなう事も重要です。
遮熱塗料の活用
遮熱塗料は、太陽光の熱を効率的に反射する特殊な塗料です。
外壁や屋根に遮熱塗料を塗布することで、建物内部の温度上昇を抑えるだけでなく、塗膜自体の温度上昇も抑制し、色あせの進行を遅らせる効果が期待できます。
適切な下地処理と丁寧な施工
塗装工事の品質は、塗膜の耐久性や美観維持に大きく影響します。
下地処理を丁寧におこない、塗料メーカーの仕様に基づいた適切な希釈率や塗布量、乾燥時間を守って施工をおこなう事が重要です。
信頼できる塗装会社を選び、質の高い施工を依頼することが、色あせを防ぐための重要な対策となります。
トップコートの塗布
塗膜の最上層にクリア塗料(トップコート)を塗布することで、紫外線や雨水などの外部からの影響を直接受けにくくし、色あせを防ぐ効果が期待できます。
特に、高耐候性のトップコートを選択することで、より効果を高めることができます。
周辺環境への配慮
住宅の周辺環境も色あせに影響を与えることがあります。
例えば、交通量の多い道路沿いや工場地帯など、汚染物質が多い環境では、塗膜が劣化しやすい傾向があります。
植栽を適切に配置することで、粉塵や排気ガスなどの影響を軽減できる場合があります。
色あせに関する注意点
外壁・屋根の色あせに関して、注意しておくべき点がいくつかあります。
1. 色あせは塗膜劣化のサイン
色あせは単なる見た目の変化ではなく、塗膜の劣化が進行しているサインである可能性が高いです。
色あせを放置すると、防水性や保護機能が低下し、雨漏りや建材の腐食などの深刻な問題を引き起こす可能性があります。
2. 部分的な補修は色ムラの原因に
一部分だけ色あせが目立つ場合でも、部分的な補修をおこなうと、補修箇所と既存の塗膜との間で色ムラが生じることがあります。
そのため、全体的な塗り替えを検討することが望ましい場合があります。
3. モニターの色と実際の色は異なる
塗料の色を選ぶ際、カタログやパソコンのモニターで確認することが多いですが、実際の色とは見え方が異なる場合があります。
必ず塗料サンプルを取り寄せ、自然光の下で確認するようにしましょう。
4. 色あせの進行度合いは環境によって異なる
同じ塗料を使用した場合でも、日当たりの良い場所や雨風に晒されやすい場所など、建物の立地条件や周辺環境によって色あせの進行度合いは異なります。
5. 定期的な点検の重要性
色あせの早期発見と適切な対応のためには、定期的な点検が不可欠です。
専門の会社に点検を依頼することで、自分では気づきにくい塗膜の劣化や異常を発見することができます。
6. 安価な塗料は早期の色あせのリスクが高い
安価な塗料は、耐候性や耐久性が低い場合が多く、早期に色あせが発生するリスクが高まります。
長期的な視点で見ると、高品質な塗料を選ぶ方がメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。
7. 色あせ以外の劣化症状にも注意
色あせだけでなく、ひび割れ、剥がれ、膨れ、コケや藻の発生なども塗膜の劣化を示すサインです。
これらの症状が見られた場合は、早めに専門会社に相談し、適切な処置をおこなうようにしましょう。
まとめ
住宅の外壁・屋根の色あせは、美観を損なうだけでなく、建物の寿命にも影響を与える重要な問題です。
その原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで、美しい状態を長く保ち、建物を長持ちさせることができます。
高耐候性塗料の選択、定期的なメンテナンス、信頼できる会社による丁寧な施工などを心がけ、大切な住まいを守りましょう。
色あせが気になり始めたら、早めに専門会社に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。
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