ハウスメーカーパナホームさんの、
ハイセラコートはパナホームさんの商品名で、外壁塗装で使用する塗料のグレードでいう『無機塗料』になります。
無機塗料とは、セラミックやケイ素などの無機物を配合することで、従来の塗料よりも硬い塗膜を形成することで耐久性を増すとともに、無機物の特性である「紫外線に強い」という能力を兼ね備えた塗料になります。
パナホームさんでは、工場でサイディングボードにハイセラコートを塗装したものを『ハイセラコートウォール』として出荷しており、新築の現場ではこれを外壁に施工することで住宅が完成していきます。
無機塗料は、20年以上の耐用年数を誇る高性能な塗料なので、
たしかにパナホームさんの住宅は10年程度ではまだピカピカとしたツヤを発しており、築15年でも太陽光に照らされれば反射がまぶしいほどの美しさを保ちます。
ですが、ハイセラコートウォールには無機塗料ならではの弱点があり、それこそが「パナホームの住宅は自社メンテナンスの必要がある」とされる理由になっているのです。
無機塗料の塗膜自らが静電気を起こしにくく、汚れを寄せ付けない力が強い事と、その力があまりにも強すぎて、上から別の塗料で再塗装することができない事があると、メーカーの営業マンからお聞きになられたのではないでしょうか?
「もしハイセラコートウォールの外壁にシリコン樹脂塗料などの別グレードの塗料を塗装しようとしても、古い塗膜と新しい塗料が密着せず、すぐに剥がれ落ちてしまうおそれがありますよ!」と、
そこが一点パナホームさんで家を購入されたユーザー様が塗り替えメンテナンスにおいて悩まれる1つではないでしょうか?
つづく…