外壁塗装ブログ

ベランダ・屋上防水工事3 通気緩衝工法について

2025.8.2

通気緩衝工法について

通気緩衝工法は、屋上など広い場所の防水工事にオススメです アートペインズ

 

名古屋にお住まいの皆さん、ご自宅のベランダや屋上の防水、きちんと気にされていますか?

「うちは大丈夫だろう」と思っている方も多いかもしれませんが、実は日本の住宅にとって「防水」は非常に重要な課題。

特に湿気の多い名古屋では、防水層の劣化が雨漏りや建物の腐食に繋がり、住まいの寿命を縮めてしまうことも少なくありません。

そこで、今回は数ある防水工法の中でも特に注目されている「通気緩衝工法」について、説明していきます。

 

 

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住宅の通気緩衝工法の重要性と注意点についてお伝えします

 

 

「防水工事」って、そもそも何のために必要?

まず、防水工事の必要性について考えてみましょう。

私たちの家は、常に雨風にさらされています。特にベランダや屋上といった平らな部分は、雨水が直接当たり、滞留しやすい場所です。

もしここに防水層がなければどうなるでしょうか?

 

雨漏り

雨水が建物の内部に侵入し、天井や壁にシミができたり、家電製品が故障したりします。

建物の腐食

木造住宅であれば土台や柱が腐り、建物の耐久性が著しく低下します。

鉄骨造やRC造でも、鉄筋が錆びてコンクリートの爆裂(ひび割れや剥がれ落ちること)を引き起こすことがあります。

カビ・ダニの発生

湿気がこもることでカビやダニが繁殖しやすくなり、アレルギーなどの健康被害に繋がることも。

資産価値の低下

雨漏りや建物の損傷は、将来的に家を売却する際の評価額にも影響します。

このように、防水工事は単に雨漏りを防ぐだけでなく、建物の寿命を延ばし、住む人の健康を守り、そして大切な資産価値を維持するために不可欠なメンテナンスなのです。

 

 

防水工事にはどんな種類があるの?

防水工事には様々な工法があり、それぞれ特徴や適した場所が異なります。

名古屋で一般的に採用されている主な防水工法をいくつかご紹介しましょう。

ウレタン防水

液状のウレタン樹脂を塗って防水層を形成する工法。

比較的安価で、複雑な形状の場所にも施工しやすいのが特徴です。重ね塗りもできるため、メンテナンス性も高いです。

FRP防水

ガラス繊維を補強材としてポリエステル樹脂を塗って防水層を形成する工法。

非常に軽量で強度が高く、硬化が早いのが特徴です。

ベランダなど、人が頻繁に歩く場所に適しています。

シート防水

ゴムや塩化ビニールなどのシートを接着剤で下地に貼り付ける工法。

広い面積の屋上などでよく用いられます。

工期が比較的短いというメリットがあります。

アスファルト防水

アスファルトを熱で溶かしてシート状にし、何層にも重ねて防水層を形成する工法。

歴史が長く、信頼性の高い工法として知られています。

そして今回、詳しく解説する「通気緩衝工法」は、上記のウレタン防水やFRP防水の一種として採用されることが多い、非常に優れた工法です。

 

 

「通気緩衝工法」って一体どんな工法?

では、いよいよ本題の「通気緩衝工法」について、具体的に見ていきましょう。

「通気緩衝」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれません。

簡単に言えば、この工法は「防水層の下に空気の通り道を作り、下地の水分を逃がしながら、下地の動きを吸収する」という画期的な仕組みを持っています。

一般的なウレタン防水などでは、下地に直接防水材を塗布します。

しかし、通気緩衝工法では、次の手順で防水層を形成します。

下地処理

まず、ベランダや屋上の下地を清掃し、必要に応じて補修をおこないます。

通気緩衝シートの敷設

ここが通気緩衝工法の大きな特徴です。

下地の上に、特殊な「通気緩衝シート」を敷き詰めます。

このシートには、小さな凹凸や穴があり、これが空気の通り道(通気層)となります。

脱気筒の設置

通気緩衝シートの上に、湿気を外部に排出するための「脱気筒」と呼ばれる筒状の部材を設置します。

防水層の塗布

通気緩衝シートの上に、ウレタン防水材などを塗布し、防水層を形成します。

通常は複数回塗り重ねて、しっかりとした防水層を作ります。

トップコートの塗布

最後に、防水層を紫外線から保護し、耐久性を高めるためのトップコートを塗布して完了です。

 

 

なぜ名古屋の住宅に最適なの?通気緩衝工法のメリット

「通気緩衝工法」が名古屋の住宅に特に適している理由、それはこの工法が持つ「通気」と「緩衝」という二つの機能が、名古屋の気候や建物の特徴と非常に相性が良いからです。

 

メリット1:下地からの湿気・水蒸気を逃がす「通気性」

名古屋はご存知の通り、夏場の湿気が非常に多い地域です。

建物も常に湿気の影響を受けており、特にコンクリートなどの下地には、時間の経過とともに湿気が蓄積されていきます。

もし、この湿気が閉じ込められた状態で防水層を施工するとどうなるでしょうか?

フクレ・膨れ

閉じ込められた湿気は、日中の太陽熱で温められると水蒸気となり、防水層を内側から押し上げようとします。

これが「フクレ」や「膨れ」と呼ばれる現象です。

フクレが発生すると、防水層が下地から剥がれてしまい、そこから雨水が浸入するリスクが高まります。

防水層の劣化

常に湿気がこもった状態は、防水材自体の劣化を早める原因にもなります。

しかし、通気緩衝工法であれば、通気緩衝シートと脱気筒が連携し、下地から発生した湿気や水蒸気を効率的に外部へ排出してくれます。

これにより、フクレの発生を抑制し、防水層の寿命を延ばすことができるのです。

名古屋のじめじめした気候には、まさにうってつけの機能と言えるでしょう。

 

メリット2:下地の動きを吸収する「緩衝性」

建物は、常に様々な要因で微細な動きをしています。

温度変化

日中の太陽熱や夜間の冷え込みによって、コンクリートなどの下地は膨張と収縮を繰り返します。

振動

交通量の多い道路沿いの家や、地震などの揺れも建物の動きに繋がります。

建物の経年劣化

新築から時間が経つにつれて、建物自体も少しずつ変形します。

これらの下地の動きに防水層が追従できないと、ひび割れや破断が生じ、そこから雨漏りが発生してしまいます。

通気緩衝工法では、通気緩衝シートが下地と防水層の間に「クッション」のような役割を果たします。

下地が動いても、その動きをシートが吸収し、防水層への負担を軽減してくれるのです。

これにより、防水層のひび割れを防ぎ、長期的に安定した防水性能を維持することができます。

特に、築年数が経った建物や、下地の状態があまり良くない場合にも、この緩衝機能は大きなメリットとなります。

 

メリット3:既存の防水層の上から施工可能(改修工事に最適)

通気緩衝工法は、既存の防水層を撤去せずにその上から施工できる場合が多いのも大きなメリットです。

一般的な防水工事では、既存の防水層を全て撤去する「撤去工法」が主流です。

しかし、撤去作業はコストがかかるだけでなく、騒音や粉塵の発生、産業廃棄物の処理など、様々な負担が生じます。

通気緩衝工法であれば、既存防水層の浮きや劣化が激しい部分を補修するだけで、その上から通気緩衝シートを敷設し、新しい防水層を形成できます。

これにより、工事費用や工期を抑え、住まいへの負担も軽減できるため、改修工事を検討している方には特におすすめの工法です。

 

メリット4:信頼性と耐久性

これらのメリットにより、通気緩衝工法は高い信頼性と耐久性を持つ防水工法として評価されています。

適切な施工がおこなわれれば、長期間にわたって大切な住まいを雨漏りから守り続けてくれるでしょう。

 

 

通気緩衝工法の「注意点」も知っておこう

どんなに優れた工法にも、知っておくべき注意点はあります。

 

注意点1:費用がやや高めになる傾向がある

通気緩衝工法は、一般的なウレタン防水の密着工法と比較すると、使用する材料(通気緩衝シート、脱気筒など)や工程が増えるため、費用がやや高くなる傾向があります。

しかし、その分、耐久性や長期的なメンテナンスコストを考慮すると、費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。

初期費用だけでなく、長期的な視点で考えることが重要です。

 

注意点2:施工には専門知識と技術が必要

通気緩衝工法は、通気緩衝シートの敷設方法、脱気筒の適切な配置、ウレタン防水材の塗布など、専門的な知識と高い施工技術が求められます。

経験の少ない会社や知識のない会社が施工すると、本来の効果が発揮されなかったり、かえって不具合が発生したりする可能性があります。

 

 

あなたの家には通気緩衝工法がベスト?診断のポイント!

では、ご自宅のベランダや屋上には通気緩衝工法が適しているのでしょうか?

次のポイントを参考に、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

築年数が古い、下地の状態が悪い

築年数が経ち、コンクリート下地にひび割れが見られる、既存の防水層がフクレているといった場合、通気緩衝工法は下地の動きを吸収し、湿気を排出する点で非常に有効です。

過去に雨漏りの経験がある

雨漏りの原因が下地の湿気や動きにある場合、通気緩衝工法で根本的な解決に繋がる可能性があります。

結露や湿気が気になる

家の中に湿気がこもりやすい、ベランダの裏側がいつも湿っているといった場合、通気緩衝工法による湿気排出効果が期待できます。

長期的な視点で安心できる防水工事をしたい

初期費用は多少かかっても、長く安心して住めるように、耐久性の高い防水工事を求めている方には最適です。

既存の防水層を撤去せずに工事したい

費用や工期の面で、既存防水層の撤去を避けたいと考えている方。

もちろん、最終的な判断は専門会社による現地調査と診断が必要です。

しかし、上記のポイントに当てはまる場合は、通気緩衝工法を検討する価値は大いにあります。

 

 

名古屋で信頼できる防水会社を見つけるための3つの秘訣

通気緩衝工法は、その効果を最大限に引き出すために、確かな技術力と経験を持つ会社を選ぶことが非常に重要です。

名古屋で信頼できる防水会社を見つけるために、次の3つの秘訣を参考にしてください。

 

秘訣1:複数の会社から相見積もりを取る

一つの会社だけでなく、必ず複数の会社から見積もりを取りましょう。

これにより、費用相場を把握できるだけでなく、各会社の提案内容や対応の丁寧さを比較することができます。

見積もり内容の項目が明確か、追加費用の説明はしっかりしているかなどもチェックポイントです。

 

秘訣2:施工実績と資格を確認する

「通気緩衝工法の施工実績が豊富か?」「防水工事に関する専門資格(防水施工技能士など)を持った職人がいるか?」といった点を確認しましょう。

ホームページなどで実績が公開されているか、問い合わせて直接確認するのも良い方法です。

実績豊富な会社は、様々なケースに対応できるノウハウを持っています。

 

秘訣3:担当者の対応と説明の分かりやすさ

問い合わせた際の担当者の対応や、現場調査時の説明が丁寧で分かりやすいかどうかも重要な判断基準です。

専門用語ばかり並べず、知識のない人にも理解できるように説明してくれる会社であれば、安心して任せられるでしょう。

疑問点や不安な点に真摯に耳を傾け、的確なアドバイスをくれる会社を選びましょう。

 

 

まとめ:名古屋の家を守る通気緩衝工法で、快適な暮らしを!

通気緩衝工法は、下地の湿気を排出し、下地の動きを吸収することで、フクレやひび割れを防ぎ、防水層を長持ちさせる画期的な工法です。

特に、湿気の多い名古屋の気候や、既存の防水層の状態が気になる改修工事には、その真価を発揮します。

費用はやや高めですが、長期的な視点で考えると、安心と耐久性という大きなメリットがあります。

施工には専門知識と技術が不可欠なので、信頼できる会社選びが最も重要です。

大切な家を雨漏りから守り、快適な暮らしを維持するためには、適切な防水工事が欠かせません。

もし、ご自宅のベランダや屋上の防水について少しでも不安を感じたら、ぜひこの機会に専門会社に相談してみてください。

名古屋の厳しい気候から家を守り、長く安心して暮らせる住まいを実現するために、通気緩衝工法を検討してみてはいかがでしょうか。

皆様の快適な住まいづくりに、この記事がお役に立てれば幸いです。

 

 

 

 

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