乾式目地と塗装工事について
2025.6.9
乾式目地と塗装工事について
名古屋にお住まいの皆さん、そろそろ外壁塗装を考えているけれど、「乾式目地」って何?」「うちの家には関係あるの?」と疑問に思っていませんか?
住宅塗装は、ただ色を塗り替えるだけでなく、建物を長持ちさせ、快適な暮らしを守る重要なメンテナンスです。
その中でも、聞き慣れない「乾式目地(かんしきめじ)」という言葉に戸惑う方も少なくないでしょう。
そこで、今回は乾式目地について、メリット・デメリット、塗装工事をおこなう際の注意点について説明していきます。
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~~~~~~~~~~*目次*~~~~~~~~~~
- 「乾式目地」って、そもそも何? – 湿式目地との違いを徹底解説!
- ・湿式目地とは?
- ・乾式目地とは?
- なぜ今、「乾式目地」が注目されているの? – その魅力に迫るメリット
- ・シーリングの劣化によるメンテナンスコストの削減(初期費用)
- ・工期の短縮と品質の安定化
- ・環境負荷の低減
- ・美観の向上
- ・結露やカビの抑制
- 「乾式目地」にも弱点が? – 知っておきたいデメリット
- ・初期費用が高くなる傾向がある
- ・補修が難しい
- ・塗装時の下地処理が複雑になるケースがある
- ・施工会社の知識と技術が求められる
- ・部材の供給に不安がある可能性
- 名古屋市で「乾式目地」の住宅を塗装する際の注意点
- ・経験豊富な会社選びが最重要!
- ・塗料選びは慎重に!
- ・シーリングの重要性を見落とすべからず!
- ・徹底した乾燥時間の確保!
- ・天候に左右されない施工計画!
- まとめ:名古屋の住宅塗装は「乾式目地」の特性を理解して成功させよう!
「乾式目地」って、そもそも何? – 湿式目地との違いを徹底解説!
まず、「乾式目地」とは一体何なのか、基本的なことから解説しましょう。
住宅の外壁は、複数の外壁材(サイディングボードなど)を組み合わせて作られています。
これらの外壁材と外壁材の間には、どうしても隙間ができてしまいます。
この隙間を埋めるのが「目地」と呼ばれる部分です。
目地には大きく分けて「湿式目地(しっしきめじ)」「乾式目地(かんしきめじ)」
の2つの種類があります。
・湿式目地とは?
一般的な住宅で多く採用されているのが「湿式目地」です。
これは、外壁材の間にできた隙間に、液状のシーリング材(コーキング材とも呼ばれます)を充填し、固めて目地を作る方法です。
ゴムのように弾力があり、建物の動きや熱膨張・収縮による外壁材の伸縮に対応し、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
しかし、経年劣化によりひび割れたり、硬化したりするため、定期的な打ち替えや補修が必要となります。
・乾式目地とは?
一方、「乾式目地」とは、工場であらかじめ成形された部材(ガスケットやパッキン、ジョイナーなどと呼ばれるもの)を外壁材の間に挟み込んで目地を作る方法です。
シーリング材のように現場で充填して固める工程がないため、「乾式」と呼ばれます。
乾式目地は、主に最近のプレハブ住宅やハウスメーカーの住宅で採用されていることが多いです。
見た目は湿式目地と大きく異なります。
湿式目地がシーリング材が露出しているのに対し、乾式目地はシーリング材が見えず、外壁材と外壁材の間に細い部材が挟まっているような見た目になります。
この部材自体が防水性や緩衝性を持ち、目地の役割を果たします。
【ポイント!】
ご自宅の目地がどちらのタイプか見分けるには、目地の部分をよく見てみてください。
シーリング材が充填されていて、弾力のある部分が見える → 湿式目地
シーリング材が見当たらず、細いゴムのような部材や金属の部材が挟まっている → 乾式目地
もしご自身で判断が難しい場合は、お気軽に塗装会社に相談して診断してもらいましょう。
なぜ今、「乾式目地」が注目されているの? – その魅力に迫るメリット
近年、特に新築の住宅において「乾式目地」が採用されるケースが増えています。
これにはいくつかの大きなメリットがあるからです。
・シーリングの劣化によるメンテナンスコストの削減(初期費用)
乾式目地の最大のメリットの一つは、シーリング材の劣化によるメンテナンスサイクルを長くできる可能性があることです。
湿式目地は、シーリング材が紫外線や雨風に常にさらされるため、数年~10年程度でひび割れや硬化が起こり、打ち替えが必要になります。
このシーリング打ち替え工事は、足場代なども含めると決して安い費用ではありません。
乾式目地は、露出したシーリング材を使用しないため、シーリングの打ち替え頻度が大幅に減る、あるいは全く不要になる場合もあります。
これにより、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えることができます。
・工期の短縮と品質の安定化
湿式目地の場合、シーリング材の充填作業は熟練の技術が必要であり、乾燥時間も考慮しなければなりません。
また、天候(雨や低温など)に左右されることもあります。
乾式目地は、工場で生産された部材をはめ込むだけなので、現場での作業が格段にスムーズです。
これにより、工期を短縮できるだけでなく、品質も安定しやすいというメリットがあります。人為的なミスが減り、均一な仕上がりが期待できます。
・環境負荷の低減
シーリング材は、その製造過程や廃棄において少なからず環境負荷を伴います。
乾式目地はシーリング材の使用量を大幅に削減できるため、環境負荷の低減に貢献できるという側面も持ち合わせています。
・美観の向上
乾式目地は、シーリング材が露出しないため、目地部分がよりスッキリとした印象になり、外壁全体の美観が向上するというメリットもあります。
特にデザイン性の高い外壁材との相性が良く、モダンな住宅によくマッチします。
シーリングの汚れやひび割れが目立ちにくいのも嬉しい点です。
・結露やカビの抑制
乾式目地の中には、目地部分の通気性を確保することで、壁内部の湿気を排出しやすくする構造のものもあります。
これにより、壁内の結露やカビの発生を抑制し、住宅の耐久性を高める効果も期待できます。
これらのメリットから、特に長期的な視点で見ると、乾式目地は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
「乾式目地」にも弱点が? – 知っておきたいデメリット
多くのメリットを持つ乾式目地ですが、万能というわけではありません。
いくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解した上で、塗装工事を検討することが重要です。
・初期費用が高くなる傾向がある
乾式目地は、使用する部材や施工方法が特殊なため、初期の建築費用や目地補修費用が高くなる傾向があります。
湿式目地に比べて、部材自体のコストが高いことや、施工に特殊な技術が必要な場合があるためです。
ただし、長期的なメンテナンスコストを考慮すると、トータルコストでは安くなる可能性もあります。
・補修が難しい
万が一、乾式目地が破損したり、経年劣化で性能が低下したりした場合、補修が難しいケースがあります。
湿式目地のようにシーリングを打ち直すだけでは対応できない場合が多く、専用の部材が必要になったり、一部の外壁材を剥がして交換する必要があったりするため、補修費用が高額になる可能性があります。
また、同じ部材が手に入らない場合もあり、その場合は部分的な補修が困難になることも考えられます。
・塗装時の下地処理が複雑になるケースがある
乾式目地の外壁に塗装をする際、目地の構造によっては、通常の塗装方法では対応できない場合があります。
例えば、目地部材の上に直接塗料が乗らない、あるいは密着しにくいといった問題が発生することがあります。
このため、塗装前に特別な下地処理が必要になるケースがあり、その分、工賃や材料費が増加する可能性があります。
特に、目地部材の種類によっては、塗料との相性を考慮しなければならないこともあります。
・施工会社の知識と技術が求められる
乾式目地の塗装は、湿式目地の外壁塗装に比べて、より専門的な知識と技術が求められます。
乾式目地の構造を理解し、適切な下地処理や塗料選び、施工方法を選定できる会社でなければ、塗装後に不具合が発生するリスクが高まります。
知識や経験の少ない会社が施工した場合、塗膜の剥がれやひび割れ、目地からの雨漏りといったトラブルに繋がる可能性があります。
・部材の供給に不安がある可能性
将来的に、もし目地部材自体に問題が生じた場合、そのメーカーが事業を停止したり、該当の部材が生産中止になったりする可能性もゼロではありません。
そうなると、適切な交換部品が入手困難になり、修理自体が難しくなるリスクも考えられます。
これらのデメリットも踏まえた上で、ご自身の住宅の状況や将来のメンテナンス計画を考慮し、塗装工事の計画を立てることが重要です。
名古屋市で「乾式目地」の住宅を塗装する際の注意点
乾式目地の住宅の塗装は、湿式目地の住宅とは異なるいくつかの注意点があります。
名古屋市で安心して塗装工事を依頼するために、次のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
・経験豊富な会社選びが最重要!
最も重要なのが、乾式目地の塗装経験が豊富で、その特性を熟知している会社を選ぶことです。
名古屋市内には多くの塗装会社が存在しますが、全ての会社が乾式目地の塗装に詳しいわけではありません。
具体的な施工実績を聞く
乾式目地の住宅の施工実績があるか、具体的にどのような物件を手掛けたのか尋ねてみましょう。
目地に関する知識を確認する
目地の種類(乾式か湿式か)を正確に判断し、その特性を説明できるか。
塗装にあたって特別な注意点があるかを尋ねてみましょう。
見積書の内容を細かく確認する
乾式目地に関する特殊な工程や材料が含まれているかを確認しましょう。
不明な点があれば、納得いくまで質問してください。
診断能力を見極める
適切な診断がおこなえるかどうかも重要です。
現地調査の際に、目地の状態を細かくチェックし、適切な提案ができる会社を選びましょう。
名古屋市で信頼できる会社を見つけるためには、複数の会社から相見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
・塗料選びは慎重に!
塗料選びは乾式目地の塗装では重要なポイントです。
目地部材との相性
使用する塗料が、目地部材(ガスケット、パッキンなど)の素材に悪影響を与えないかを確認する必要があります。
塗料によっては、目地部材を硬化させたり、変色させたりする可能性があります。
柔軟性のある塗料の検討
乾式目地でも、全く建物の動きがないわけではありません。
ある程度の柔軟性を持つ塗料を選ぶことで、目地部材の動きに追従し、塗膜のひび割れを防ぐことができます。
メーカー推奨のシステム
塗料メーカーが乾式目地に対応した塗装システム(プライマーから上塗りまで)を推奨している場合は、それに従うのが最も安心です。
不明な点があれば、施工会社に積極的に質問し、納得のいく塗料を選びましょう。
・シーリングの重要性を見落とすべからず!
乾式目地はシーリング材を使用しないことが多いですが、完全にシーリングが不要というわけではありません。
窓周りや開口部
窓のサッシ周りや換気口の周り、その他建物の入り隅や出隅など、湿式目地と同様にシーリングが必要な箇所は必ず存在します。
これらのシーリングの劣化は、雨漏りの原因となるため、塗装工事と同時に適切なシーリングの補修や打ち替えをおこなう事が重要です。
目地部材の端部
目地部材の端部や取り合い部分に、ごく少量シーリング材が使用されているケースもあります。
これらの部分も劣化していないか、入念にチェックしてもらいましょう。
乾式目地だからといって、安易にシーリング工事を省いてしまうと、後々大きな問題に発展する可能性がありますので注意が必要です。
・徹底した乾燥時間の確保!
塗装工事では、各工程間の乾燥時間を守ることが非常に重要です。
特に乾式目地の外壁の場合、目地部分の特性を理解した上で、適切な乾燥時間を確保する必要があります。
下地処理後の乾燥
高圧洗浄などで水を使った場合、目地部分の奥までしっかりと乾燥させる必要があります。
プライマーの乾燥
目地部材と塗料をしっかり密着させるため、プライマーの乾燥時間はメーカーの指示に従い、十分に確保しましょう。
乾燥不足は、塗膜の膨れや剥がれ、密着不良などのトラブルを引き起こします。
焦らず、プロの指示に従いましょう。
・天候に左右されない施工計画!
名古屋の気候は四季折々で変化します。
特に、雨や強風、低温などの悪天候は塗装工事に大きな影響を与えます。
雨天時の施工回避
塗装中に雨が降ると、塗料が流れたり、塗膜の品質が低下したりする原因になります。
乾燥時間にも影響が出るため、雨天時の施工は避けるべきです。
気温・湿度の確認
塗料にはそれぞれ、施工可能な気温や湿度の範囲が定められています。
これを守らないと、塗料の性能が十分に発揮されません。
適切な工期の確保
天候による中断なども考慮に入れ、余裕を持った工期を設定することが大切です。
信頼できる施工会社は、天候の変化を予測し、適切な施工計画を立ててくれます。
まとめ:名古屋の住宅塗装は「乾式目地」の特性を理解して成功させよう!
乾式目地は、湿式目地にはない多くのメリットを持つ一方で、その特性を理解せずに塗装工事を行うと、思わぬトラブルに繋がる可能性もあります。
最も重要なのは、乾式目地の特性を熟知し、適切な診断と施工ができる信頼性の高い塗装業者を選ぶことです。
ご自身の住宅が乾式目地かどうか分からない場合でも、迷わず専門会社に相談し、現地調査を依頼しましょう。
プロの目でしっかりと診断してもらい、最適な塗装プランを提案してもらうことが、名古屋での快適な住まいを長く維持するための第一歩です。
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