外壁塗装ブログ

外壁塗装の価格相場はいくら?坪数別の目安・内訳・適正価格の見分け方【2026年版】

2026.2.17

外壁塗装の価格相場(坪数別早見表)

まずは“ざっくり相場”です。外壁塗装の費用は、30坪で60〜100万円、40坪で80〜130万円、50坪で100〜160万円、60坪で120〜200万円程度が目安とされています。

(塗装面積の違い、塗料グレード、補修の量、業者の単価で上下します。)

延べ坪数 塗装面積の目安 相場の目安
20坪 約79㎡ 40〜90万円
30坪 約119㎡ 60〜100万円
40坪 約158㎡ 80〜130万円
50坪 約198㎡ 100〜160万円
60坪 約238㎡ 120〜200万円
     

一方、別の統計(外壁塗装の施工実績データ)では「一軒家の外壁塗装は80〜140万円が多い」とされ、坪数別では30坪で90〜110万円、40坪で100〜120万円など、もう少し“中央寄り”のレンジが示されています。

この差は「どこまで含むか(付帯部・補修・屋根の有無)」「塗料の選定」「地域・業者の単価」など条件が揃っていないために起きます。つまり、相場は“幅”で捉え、最終的には見積もりの中身で判断するのが正解です。

 

外壁塗装の費用内訳(何にいくらかかる?)

「高い/安い」の判断は、総額ではなく内訳の妥当性で行います。代表的な項目は以下です。

  • 仮設足場(安全・品質の土台)

  • 高圧洗浄、養生、飛散防止ネット

  • 下地処理(ひび割れ補修、ケレン等)

  • シーリング(打ち替え/打ち増し)

  • 下塗り・中塗り・上塗り(塗料+施工)

  • 付帯部(軒天、破風、雨樋、雨戸など)

  • 廃材処理、運搬・交通費、諸経費

30坪の「内訳イメージ」(ざっくり感を掴む)

例えば30坪の場合、足場だけでも約13.3万〜19.9万円という計算例が示されています(足場面積166㎡×800〜1,200円/㎡)。

さらに、養生・下地処理・シーリング・付帯部が積み上がり、塗料代と職人の手間(施工費)が加わって総額になります。

特に足場は、外壁を囲うため外壁より面積が増え、目安として1㎡あたり800〜1,200円程度、費用構成として“全体の約20%”と説明されることがあります。

「足場を削れば安くなる」は危険で、品質(塗りムラ・下地処理不足)や安全面に直結します。

 

同じ坪数でも価格が違う7つの理由(見積もりの差はここで出る)

見積もりが10万円〜数十万円ズレるのは珍しくありません。差が出やすいポイントは次の7つです。

  1. 階数・高さ(足場条件、作業難易度)

  2. 外壁の劣化状況(補修量が増えると上振れ)

  3. 塗料グレード(耐久性と価格はトレードオフ)

  4. シーリング量(サイディング目地が多いほど増えやすい)

  5. 付帯部の範囲(雨樋・破風・軒天など)

  6. 建物形状・立地(凹凸、狭小地、車両搬入)

  7. 業者の体制・単価(自社施工か、管理費の考え方)

ポイント:見積もり比較では「何を削ったか/何が含まれていないか」を探すと、失敗を避けやすいです。

 

塗料の種類別|「安い」より「合う」を優先

塗料は価格差が出やすい一方、**“何年もたせたいか/次の塗替え計画”**で選ぶと失敗しにくいです。

  • シリコン:価格と耐久のバランス型。迷ったら候補に。

  • ラジカル制御型:シリコンの上位互換的に提案されることが多い。

  • フッ素・無機:高耐久だが初期費用は上がりやすい。立地条件や予算と相談。

※塗料は「グレード名」だけでなく、メーカー名・製品名まで見積書に書かれているか確認しましょう。

「高耐久塗料一式」など曖昧な書き方の場合、比較ができず、後からトラブルになりやすいです。

 

ケース別の価格目安(30〜60坪のイメージ)

  • 30坪:60〜100万円(目安)

    ※統計では90〜110万円が示される例もあります。

  • 40坪:80〜130万円(目安)

  • 50坪:100〜160万円(目安)

  • 60坪:120〜200万円(目安)

また、外壁+屋根を同時に行う場合、相場として100〜170万円が示され、外壁塗装費用に20〜30万円程度を上乗せして目安化する考え方もあります(足場を共通化できるため)。

 

見積もりで失敗しないチェックリスト(適正価格の見分け方)

相見積もりを取るなら、「総額」ではなく“比較項目”を揃えるのがコツです。以下をチェックしてください。

  • 塗装面積(㎡)の根拠があるか(実測・図面など)

  • 下塗り/中塗り/上塗りが分かれているか(回数が見えるか)

  • 塗料がメーカー名・製品名まで明記されているか

  • シーリングは打ち替えか打ち増しか(m数の記載があるか)

  • 下地処理の範囲(クラック補修など)が書かれているか

  • 付帯部の範囲(どこまで塗るか)が明確か

  • 諸経費が“中身あり”か(管理費だけで過大になっていないか)

  • 工期・工程表、保証内容が具体的か

  • 追加費用が発生する条件が説明されているか

  • 不明点を質問したとき、数値で説明できるか

その場で使える「質問テンプレ」

見積もりをもらったら、次の3つを聞くだけでも精度が上がります。

  1. 「塗装面積(㎡)はどうやって算出しましたか?」

  2. 「塗料はメーカー・製品名まで教えてください」

  3. 「シーリングと付帯部は、どこまで含まれていますか?」

この質問に曖昧に答える業者は、後から追加費用が出やすい傾向があります。

 

「安すぎる/高すぎる」見積もりのサイン(総額だけで決めない)

相場表と比べて安すぎても高すぎても「なぜ?」を確認してから契約するよう促す解説があります。

実務的には、次のようなときに注意してください。

  • 安すぎる

    足場・洗浄・下地処理・3回塗りが揃っているのに極端に安い/塗料名が書かれていない/「一式」が多い

    → 工程省略・補修の削減・材料のグレード差が隠れている可能性があります。

  • 高すぎる

    仕様が同等なのに㎡単価が高い/諸経費の説明がない/不要なオプションが盛り込まれている

    → 何にいくらかかるのか、数字で説明できるか確認しましょう。

迷ったら、同条件で2〜3社の見積書を並べて、面積(㎡)・工程・塗料名・補修範囲が揃っているかを見るのが最短ルートです。

契約前に確認したい「保証」と「点検」

同じ価格帯でも、安心度は変わります。

少なくとも、保証書の発行有無/保証年数/対象範囲(剥がれ・膨れ等)/定期点検の有無は書面で確認しましょう。口約束だけだと、後で「言った/言わない」になりがちです。

 

価格を安くする方法(やっていい節約/やらない節約)

やっていい節約

  • 外壁と屋根・付帯部を同時に施工し、足場を1回にまとめる

  • オーバースペック塗料を避け、立地と劣化に合う仕様にする

  • 劣化が軽いうちに塗装する(補修量が増える前の方が総額が膨らみにくい)

やらない節約(危険)

  • 極端な値引きや、工程が見えない“安さ”で即決する

    (塗り回数や下地処理の省略は、数年で再劣化しやすく結果的に高くつきます)

  • 「今だけ◯万円引き」を前提に、比較せず契約する

 

トラブル回避|訪問販売・点検商法に注意

国民生活センターには、訪問販売のリフォーム工事や「工事しないと危険」と不安をあおる点検商法の相談が寄せられています。

消費者庁も、突然の「無料診断」などから不安をあおり、その場で契約を迫る手口に注意喚起しています。

もし訪問販売などで契約してしまった場合、契約書面を受け取った日から原則8日以内なら、書面または電子メール等でクーリング・オフできる旨が案内されています。相談先として消費者ホットライン188住まいるダイヤルも挙げられています。

住まいるダイヤルは、国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口で、年間3万件以上の電話相談を受けていると案内されています。

 

補助金・助成金は使える?

外壁塗装“単独”で必ず使える制度は自治体・年度で異なります。国の「住宅省エネ2026キャンペーン」は省エネリフォーム等を支援する枠組みとして案内されていますが、対象工事の要件は制度ごとに確認が必要です。

→ まずはお住まいの自治体ページと、該当制度の公式要件をチェックしましょう。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 外壁塗装100万円は高い?

A. 30〜40坪なら相場内のことが多いですが、塗装面積・塗料・補修量・付帯部範囲で上下します。

Q. 「一式」見積もりはダメ?

A. すべてが悪いわけではありません。ただ、㎡数・単価・製品名・工程が見えないと比較ができません。最低限「数量(㎡・m)」「塗料名」「工程(3回塗り等)」が書かれているか確認しましょう。

Q. 相見積もりは何社?

A. 2〜3社で、同条件で比較できるように揃えるのがおすすめです。

 

まとめ|適正価格で外壁塗装をする3ステップ

  1. 坪数別の相場で“総額の目安”をつかむ

  2. 見積書は㎡・塗料名・工程・補修内容で比較する

  3. 不安があれば第三者窓口(住まいるダイヤル等)も活用する

当店では、現地調査で劣化状況を確認したうえで、「必要な工事だけ」を数量(㎡・m・箇所)で明記した見積書を作成しています。相見積もり中でも構いませんので、「この見積もりは妥当?」という読み合わせからお気軽にご相談ください。


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