外壁・屋根のひび割れについてお伝えします
2025.5.21
劣化症状:外壁・屋根のひび割れについて
住宅の美観と耐久性を維持するために不可欠な塗装工事。
しかし、塗装工事を検討する際、多くの方が気になるのが「ひび割れ」の存在ではないでしょうか。
外壁や屋根のひび割れは、建物の寿命を縮めるだけでなく、雨漏りの原因となる可能性もあるため、早期の発見と適切な対策が非常に重要です。
そこで、今回は住宅塗装工事における外壁・屋根のひび割れについて説明していきます。
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~~~~~~~~~~*目次*~~~~~~~~~~
住宅の外壁・屋根に発生するひび割れの種類
ひび割れと一口に言っても、その形状や深さ、発生原因によって様々な種類が存在します。
適切な対策を講じるためには、ひび割れの種類を正確に理解することが重要です。
1 ヘアークラック(微細なひび割れ)
【特徴】
幅0.3mm以下、深さ4mm以下の非常に細いひび割れで、髪の毛のように見えることからこの名前が付けられました。
【発生原因】
塗膜の経年劣化
紫外線や雨風の影響により、塗膜の柔軟性が失われ、わずかな動きや乾燥収縮によって発生します。
下地材の微細な動き
地震や建物のわずかな歪みによって、下地材に微細な動きが生じ、塗膜にひび割れが入ることがあります。
乾燥収縮
モルタルやコンクリートなどの下地材が乾燥する際に収縮し、塗膜に引っ張る力が加わることで発生します。
危険度
基本的には構造的な問題に直結することは少ないですが、放置すると雨水が浸入し、下地材の劣化を招く可能性があります。
2 乾燥クラック(収縮クラック)
【特徴】
モルタルやコンクリートなどのセメント系下地材が乾燥する際に収縮することで発生するひび割れです。
比較的幅が広く、深いものもあります。
【発生原因】
急激な乾燥
施工後、急激に乾燥することで収縮が大きくなり、ひび割れが発生しやすくなります。
配合不良
モルタルやコンクリートの配合が適切でない場合、収縮が大きくなることがあります。
養生不足
施工後の養生が不十分な場合、乾燥が促進され、ひび割れが発生しやすくなります。
危険度
幅が広く深い場合は、雨水が浸入しやすく、下地材の劣化や内部への漏水のリスクが高まります。
3 構造クラック
【特徴】
建物の構造的な問題に起因するひび割れで、幅が0.5mm以上、深さも比較的深いものが多く見られます。
一直線状に発生したり、斜めに走ったりすることがあります。
【発生原因】
地盤沈下
不均等な地盤沈下によって建物に歪みが生じ、外壁や基礎にひび割れが発生します。
地震
地震の揺れによって建物に大きな力が加わり、構造部にひび割れが生じることがあります。
不同沈下
建物の各部分で沈下量が異なる場合に発生します。
設計・施工不良
建物の設計や施工に問題がある場合、構造的にひび割れが発生することがあります。
危険度
構造的な問題を示唆する可能性が高く、放置すると建物の耐久性や安全性に深刻な影響を与える可能性があります。
早急な専門家による調査と適切な補修が必要です。
4 縁切れクラック
【特徴】
サイディングボードなどの外壁材の継ぎ目や、窓枠などの開口部の角に発生しやすいひび割れです。
【発生原因】
シーリング材の劣化
外壁材の継ぎ目や開口部には、防水性や緩衝性を持たせるためにシーリング材が充填されていますが、経年劣化により硬化やひび割れが生じ、その影響で周辺の塗膜にもひび割れが発生することがあります。
外壁材の動き
温度変化や乾燥収縮によって外壁材がわずかに動くことで、塗膜にひび割れが生じることがあります。
危険度
シーリング材の劣化が進行すると、雨水が内部に浸入し、外壁材や下地材の腐食を引き起こす可能性があります。
5 その他(凍害、塩害など)によるひび割れ
【特徴】
地域特有の自然環境によって発生するひび割れです。
【発生原因】
凍害
寒冷地で、外壁材や塗膜に浸み込んだ水分が凍結・融解を繰り返すことで、膨張と収縮が起こり、ひび割れが発生します。
塩害
海に近い地域で、潮風に含まれる塩分が外壁材や塗膜に付着し、腐食を進行させることでひび割れが発生します。
危険度
それぞれの原因に応じた対策が必要です。
放置すると、外壁材の劣化が進行し、建物の耐久性を損なう可能性があります。
外壁・屋根のひび割れが発生する主な原因
上記で種類別に原因を解説しましたが、ここではより包括的に、外壁・屋根のひび割れが発生する主な原因をまとめます。
経年劣化
紫外線、雨風、温度変化などの自然環境による影響は避けられず、塗膜や下地材の劣化が進み、ひび割れが発生する最も一般的な原因です。
建物の動き
地震、地盤沈下、不同沈下など、建物自体の動きによって外壁や屋根に力が加わり、ひび割れが生じます。
特に構造クラックの原因となることが多いです。
乾燥収縮
モルタルやコンクリートなどのセメント系材料は、乾燥する際に体積が収縮する性質があり、その際に塗膜に引っ張る力が加わり、ひび割れが発生します。
施工不良
下地処理の不備、塗料の選定ミス、塗布量の不足、乾燥不足など、施工時の不手際が原因で早期にひび割れが発生することがあります。
材料の選定ミス
建物の材質や立地環境に適さない塗料や下地材を選定した場合、早期に劣化が進み、ひび割れが発生する可能性があります。
メンテナンス不足
定期的なメンテナンスを怠ると、初期の小さなひび割れが拡大し、深刻な状態に進行することがあります。
ひび割れに対する対策:塗装工事でできること
住宅塗装工事は、美観の向上だけでなく、ひび割れを補修し、建物を保護する重要な役割を担っています。
塗装工事でおこなわれるひび割れ対策について解説します。
1 事前調査と診断の徹底
重要性
ひび割れの種類や原因を正確に特定することが、適切な補修方法と塗料の選定につながります。
具体的な対策
経験豊富な専門家が、外壁や屋根の状態を丁寧に調査し、ひび割れの幅、深さ、発生状況などを詳細に記録します。
必要に応じて、打診調査や水分計による調査などもおこなわれます。
2 ひび割れの補修
【ヘアークラック(幅0.3mm以下)】
微弾性フィラーの塗布
柔軟性のある微弾性フィラーを刷り込むように塗布し、ひび割れを埋めます。
塗膜の追従性を高め、再発を抑制する効果が期待できます。
シーラーの浸透
下塗り材であるシーラーを浸透させ、塗膜の密着性を高めるとともに、微細なひび割れを補強します。
【乾燥クラック、縁切れクラック(幅0.3mm以上)】
Uカットシーリング
ひび割れ部分をU字型にカットし、清掃後、シーリング材を充填します。
柔軟性の高いシーリング材を使用することで、建物の動きに追従し、再発を防ぎます。
Vカットシーリング
Uカットと同様に、ひび割れ部分をV字型にカットし、シーリング材を充填します。
エポキシ樹脂注入
幅が狭く深いひび割れに対して、エポキシ樹脂を注入し、ひび割れを内部から補強します。
構造クラックの補修にも用いられることがあります。
パテ処理
比較的浅いひび割れに対して、パテ材を充填し、表面を平滑に整えます。
【構造クラック(幅0.5mm以上、深いもの)】
専門会社による補修
構造的な問題が疑われるため、専門の建築士や構造設計士による調査と、適切な補強工事が必要です。
塗装工事と並行して、または先行しておこなわれることがあります。
3 適切な塗料の選定
【重要性】
ひび割れの再発を抑制するためには、塗料の選定が非常に重要です。
【具体的な対策】
高弾性塗料
塗膜が柔軟性に優れており、建物の動きや下地材の収縮に追従しやすいため、ひび割れが発生しにくい特性があります。
微弾性フィラーとの組み合わせ
下塗りに微弾性フィラーを使用し、上塗りに高弾性塗料を組み合わせることで、より高いひび割れ抑制効果が期待できます。
防水性の高い塗料
雨水の浸入を防ぎ、下地材の劣化を抑制する効果があります。
耐久性の高い塗料
紫外線や雨風による劣化に強く、塗膜の寿命を延ばすことで、長期的にひび割れの発生リスクを低減できます。
フッ素塗料やシリコン塗料などが該当します。
塗料メーカーの推奨
各塗料メーカーは、様々な下地材や環境に対応した塗料を開発しており、専門家や専門会社に相談することで、最適な塗料を選ぶことができます。
4 下地処理の徹底
【重要性】
塗料の密着性を高め、ひび割れの再発を防ぐためには、下地処理が不可欠です。
【具体的な対策】
高圧洗浄
外壁や屋根に付着した汚れや旧塗膜、藻、カビなどを徹底的に除去します。
既存塗膜の剥離
浮きや剥がれのある旧塗膜は、丁寧に剥離します。
クラック補修
上記の通り、ひび割れの種類や状態に応じた適切な補修をおこないます。
下地調整
必要に応じて、パテ処理やシーラー塗布などをおこない、塗料が均一に密着するように下地を調整します。
ひび割れに関する注意点
ひび割れを発見した場合や、塗装工事を検討する際には、次の点に注意が必要です。
早期発見と専門家への相談
小さなひび割れでも放置せずに、早めに専門会社に相談し、適切な診断と対策をおこなうことが重要です。
DIYでの安易な補修は避ける
ひび割れの種類や原因を正確に把握せずにDIYで補修をおこなうと、かえって状態を悪化させる可能性があります。必ず専門会社に相談しましょう。
複数の会社から見積もりを取る
複数の会社から見積もりを取り、提案内容や費用を比較検討することで、信頼できる会社を選ぶことができます。
保証内容を確認する
塗装工事後の保証内容(ひび割れに対する保証など)をしっかりと確認しておきましょう。
定期的な点検とメンテナンス
塗装後も、定期的に外壁や屋根の状態を点検し、早期に異常を発見することが大切です。
必要に応じて、定期的なメンテナンスをおこなう事で、建物の寿命を延ばすことができます。
構造クラックの場合は専門家へ
幅が広く深いひび割れや、連続して発生しているひび割れは、構造的な問題の可能性があるため、建築士や構造設計士などの専門家に相談してください。
塗料の選択は慎重に
安価な塗料は耐久性が低く、早期にひび割れが発生する可能性があります。
長期的な視点で、品質の高い塗料を選ぶことが重要です。
悪徳業者に注意
不当な高額請求や手抜き工事をおこなう悪徳業者も存在します。
契約前に会社の評判や実績を確認しましょう。
まとめ
住宅の外壁や屋根のひび割れは、美観を損なうだけでなく、建物の耐久性や安全性にも影響を与える可能性があります。
適切な塗装工事は、ひび割れを補修し、再発を抑制するための重要な手段です。
ひび割れには様々な種類と原因があり、それぞれに適した対策が必要です。
信頼できる専門会社に相談し、丁寧な調査と診断に基づいた適切な補修と塗料の選定をおこなう事が、住宅を長持ちさせるための重要なポイントとなります。
定期的な点検とメンテナンスを心がけ、大切な住まいをひび割れから守りましょう。
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