ガルバニウム鋼板とは
ガルバニウム鋼板とは亜鉛と鉄を主成分とする合金です。
同じ金属素材のトタンに比べ、耐食性・耐久性が長く住宅や商業施設の外壁や屋根、付帯部などに使用されています。
この記事では、ガルバニウム鋼板についての説明していきます。
劣化症状
白化・粉化
ガルバニウム鋼板が経年劣化すると、白っぽい粉が付着し建物全体が白く変色していきます。
これは亜鉛の酸化によるもので、ガルバニウム鋼板の劣化の初期段階を示します。
錆の発生
ガルバニウム鋼板に傷が入ってしまうと、表面の亜鉛被覆が剥がれ鉄の部分が露出し、錆が発生する可能性があります。
変形
長期間の使用や衝撃などの外部要因により、ガルバニウム鋼板が変形することがあります。
これは、建物の強度や耐久性に悪影響を与える可能性があります。
塗装工事の必要性
ガルバニウム鋼板は耐久性・耐候性が高いですが、経年劣化を遅らせるために定期的な塗装工事をおこなうのが理想です。
塗装工事によって表面の保護が強化され、耐久性・耐候性が向上します。
周辺環境の影響がある場所や外的要因を受けやすい箇所は、定期的な塗装工事がより重要です。
【ガルバニウム鋼板の塗装工事】
通常の塗装工事と異なり下地処理がとても重要となります。
＊ガルバニウム表面はつるつるしていて、そのまま塗装をおこなっても密着しにくいです。
そのため目荒らしや油抜きをおこなってから、専用下塗材を使用しなければいけません。
工期
工期は、建物の面積や形状、塗料の種類などによって異なります。
通常は約３週間程度ですが、下地処理の工程が多いため工期は長くなる傾向です。
ただし、天候や施工内容によって工期が延長する可能性があるので、事前に施工会社に確認してください。
費用
費用は、塗料の種類・施工範囲・施工会社などによって異なります。
複数の会社から見積を取り、予算の計画を立てることが重要です。
注意点
ガルバニウム鋼板の注意点は次の通りです。
塗装作業をおこなう際には、周辺環境や作業員に注意を払ってください。
高所作業する時は、足場を設置するなど安全対策を講じることが重要です。
塗装工事は、専門的な技術や知識が必要です。
特にガルバニウム鋼板は、下地処理が重要となりますので、専門会社に依頼することをおすすめします。
以上が、ガルバニウム鋼板の劣化症状や注意点に関する詳細な説明です。
ガルバニウム鋼板は、耐久性・耐候性は長いのですが、時間が経つと劣化していきます。
定期的なメンテナンスをおこなう事で長期間、建物の安全や快適な空間を保つことができます。
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